【Next.js】 レンダリング完全ガイド!SSR・SSG・ISR・CSRの違いと使い分けを徹底解説
投稿更新日: 2025/6/18

この「Tech Blog」は、ヘッドレスCMS:Strapi5とNext.js 14の組み合わせで構築しました。Webアプリ開発において、表示速度やSEO、更新頻度などの要件に応じて最適なレンダリング手法を選ぶことはとても重要です。Next.jsはこの点で非常に柔軟なフレームワークで、4つのレンダリング手法を状況に応じて使い分けることができます。
この記事では、Next.jsが提供する以下の4つのレンダリング手法をわかりやすく解説し、それぞれのメリット・デメリット、そしておすすめの使いどころを紹介します。
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SSR(Server Side Rendering)
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SSG(Static Site Generation) ※このBlogで採用の方式
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ISR(Incremental Static Regeneration)
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CSR(Client Side Rendering)
SSR(Server Side Rendering):
解説:
- ページリクエスト時にサーバー側でHTMLを生成して返す方式です。Next.jsでは
getServerSidePropsを使って実装します。
メリット:
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リクエストごとに最新データを取得できる
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SEOに強い(検索エンジンに完全なHTMLを返す)
デメリット:
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毎回サーバーでHTMLを生成するため、表示速度が遅くなりがち
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サーバーの負荷が高い
使いどころ:
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常に最新データを表示したいダッシュボードや管理画面
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ログインが必要なユーザー固有ページ
SSG(Static Site Generation):
解説:
- ビルド時にHTMLを静的に生成しておく方式です。
getStaticPropsを使って構築されます。
メリット:
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非常に高速な表示が可能
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CDNにキャッシュでき、トラフィックにも強い
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サーバー不要でホスティングが簡単
デメリット:
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更新には再ビルドが必要
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動的なデータが扱いづらい
使いどころ:
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ブログやドキュメントなど、更新頻度が低く内容が固定的なページ
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SEOが重要でアクセスが多いトップページ
ISR(Incremental Static Regeneration):
解説:
- SSGの拡張で、静的生成されたページを一定時間ごとにバックグラウンドで再生成できる方式です。
revalidateパラメータを設定します。
メリット:
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SSGの高速性と、SSRの柔軟性を両立
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ページごとにキャッシュ更新タイミングを指定できる
デメリット:
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再生成タイミングによっては古いデータが表示されることもある。
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複雑なデータ依存があると管理が難しい
使いどころ:
- 更新頻度はあるが、数分〜数時間の遅延が許容できるニュースサイトや商品一覧ページ
CSR(Client Side Rendering):
解説:
- HTMLは最小限にとどめ、JavaScriptで動的にデータを取得・描画する方式です。useEffectやSWR、React Queryなどを用います。
メリット:
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フロントエンドで柔軟にデータ操作可能
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インタラクティブなUIに向いている
デメリット:
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SEOに弱い(クローラーがJavaScript実行を前提とする)
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ログイン後のダッシュボードや非公開ページ
使いどころ:
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ログイン後のダッシュボードや非公開ページ
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検索エンジンをあまり意識しないアプリケーションUI
比較早見表
| 手法 | 初回表示速度 | SEO対策 | 更新性 | サーバー負荷 | 代表的な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| SSR | 中 | ◎ | ◎ | 高 | ユーザーページ、管理画面 |
| SSG | ◎ | ◎ | △ | 低 | ブログ、LP、ドキュメント |
| ISR | ◎ | ◎ | ○ | 低〜中 | 商品一覧、ニュース |
| CSR | △ | △ | ◎ | 低 | SPA、非公開UI |
まとめ
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Next.jsの強みは、用途に応じて最適なレンダリング手法を柔軟に選べる点にあります。サイトやアプリの特性に合わせて、表示速度・SEO・更新頻度・開発体験のバランスを取りましょう。 特に迷ったら、以下のように考えるのがおすすめです:
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最新データが必要なら SSR
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パフォーマンス重視なら SSG
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更新もしたいなら ISR
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自由なUIが欲しいなら CSR
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この記事を参考に、自分のプロジェクトに最適なレンダリング手法を見つけてください!
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