【古今東西ブラウザ比較】プライバシー重視の次世代ブラウザ『Brave』徹底解説

投稿更新日: 2025/6/29

サムネイル

個人的に愛用しているBraveブラウザについて取り上げます。印象としては、広告ブロック機能が最強!という感じなのですが、 今回は、そんなBraveブラウザの特徴や歴史、現在の評価から今後の展望、最新ニュースまでをまるっと紹介します。


1. Braveブラウザの特徴

  • プライバシー保護に特化: デフォルトで広告・トラッカー・Cookieの遮断やフィンガープリンティング防止機構「Shields」搭載

  • 広告収入の共有: 「Brave Rewards」により、ユーザーがBAT(Basic Attention Token)を購入・獲得し、サイト運営者やクリエイターに対してチップを送れる

  • 高速化と軽量化: Chromiumベースで快適。Chromeとほぼ同等のパフォーマンスながら、メモリ効率が高め

  • 高度なプライベート機能: Tor統合型プライベートウィンドウ、DNS漏れ対策、Bounceトラッキングの防止、「Forgetful Browsing」等

  • Crypto/Web3サポート: 内蔵ウォレット、Brave Swap(DEX)、IPFS対応、.cryptoやENSなどの分散型ドメインにも対応。

  • AI搭載機能: 「Brave Leo」搭載で、Webページの要約やチャット、翻訳などが可能。


2. Braveブラウザの歴史

  • 創業とリリース: 2015年Brendan Eich(JavaScript生みの親・元Mozilla CEO)とBrian Bondyが設立。2016年に最初のBrave(Muonベース)をリリース。

  • BATとBrave Rewards開始: 2017年にERC‑20トークンとしてBATを発行、その後2018年にRewardsプログラムを展開。

  • Chromiumへ移行: 2018年末、MuONフォークからChromiumベースへ移行。パフォーマンスが約22%向上。

  • 多機能化の進行: 2020〜21年にBrave News、VPN/Firewall、Brave Search(Tailcat買収)、Brave Walletといった機能が追加。

  • AI搭載: 2023年11月からBeta版Leoを提供開始。LLaMA 2やClaudeなどを使用し、現在はPremiumサブスクもあり。


3. Braveブラウザの評価

  • プライバシー面で高評価: EFFや独自調査によるとトラッキング対策が強力で、Fingerprinting保護も1級品。

  • 速度性能: Chromeと比較して若干スコア落ちだが、体感では高速。メモリ使用量も効果的に削減。

  • 批判的な指摘も:

    • アフィリエイトリンクの自動挿入問題(Crypto系) → CEOも誤りとして謝罪し、オプトイン化 。

    • VPNインストールが強制された問題 → ユーザー同意なしで配信されたとの報告。改善策が取られた 。

  • ユーザー数の成長: 2019年11月にはMAU870万人。2024年には月間MAU1.8億、DAUは3千万人超。


4. Braveブラウザの今後

  • .braveドメイン導入: 2025年5月、自社発のオンチェーンTLDを8,500万人に対して展開開始

  • AI強化継続: 「Leo」非英語圏対応、Anthropicモデル強化、新機能追加が予定

  • 検索エコシステムの構築: Brave SearchのUI・精度向上、検索広告の大幅成長(2024年クリック15倍)

  • Web3と分散型技術の推進: 分散型ドメインやIPFS、DEX連携など構想は継続。


5. Braveに関するトピック・ニュース

  • On‑chain Naming Service(.brave)リリース: 2025年5月、ブロックチェーン上のドメインを実装

  • Brave Search広告の急成長: 2024年には検索広告クリックが1500%増、検索クエリ数も80%増加

  • iOS版に「Shred」搭載: 2024年11月、Webサイトごとのデータ削除機能を追加


6. まとめ

項目ポイント
強み広告・トラッカー遮断、Tor統合、バッテリー効率、Cryptoサポート、AI搭載など多機能
評価プライバシー保護の充実、UIの軽快さ、検索・広告エコシステムの成長
課題アフィリエイト問題やVPN強制インストールといった信頼維持の注意点
展望.braveドメインやAI進化、Web3連携強化による今後の拡大可能性あり

この記事をシェアする

合同会社raisexでは一緒に働く仲間を募集中です。

ご興味のある方は以下の採用情報をご確認ください。