AWS CDKプロジェクトの始め方

投稿更新日: 2025/6/5

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クラウド環境の構築や管理を効率的に行う方法として、 Infrastructure as Code (IaC) が注目されています。

その中でも、AWSが提供する AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) は、開発者にとって非常に強力なツールです。

弊社でもAWS CDKを採用しており、その理由は以下のメリットにあります。

  • クラウド環境のセットアップが容易:コードベースでインフラを管理する為、手作業を減らせます。
  • 全体像の把握がしやすい:コードとして記述されているため、インフラ構成が明確になります。
  • Gitで差分管理が可能:コードの変更を簡単に追跡・レビューできます。

今回はAWS CDKの導入方法をステップごとに解説します。ぜひ参考にしてください!

AWS CDKの使い方を学ぶための基本ステップ

1. CLIのインストール

AWS CDKを使うには、まずCLI(コマンドラインインターフェース)のインストールが必要です。以下のコマンドを実行してインストールしてください。

npm install -g aws-cdk

インストール後、以下のコマンドでバージョンを確認します。

cdk --version

例:

2.156.0 (build 2966832)

2. プロジェクトの開始

まずは、プロジェクト用のディレクトリを作成します。

mkdir sample_project
cd sample_project

次に、作成したディレクトリでCDKプロジェクトを初期化します。

cdk init app --language javascript

--languageオプションを使うことで、希望するプログラミング言語を指定できます。サポートされている言語を確認するには以下のコマンドを実行してください。

cdk init --help

3. AWS環境のブートストラッピング

AWS CDKでは、一部のスタックをデプロイする前にブートストラッピングが必要です。これにより、デプロイ先のAWS環境が準備されます。

cdk bootstrap aws://{your_aws_account_id}/{aws_region}
  • {your_aws_account_id}にはAWSアカウントIDを入力します。
  • {aws_region}にはデプロイするAWSリージョンを指定します(例: us-east-1)。

4. CloudFormationテンプレートの合成

AWS CDKはCloudFormationの抽象化ツールです。cdk synthコマンドを使うと、記述したコードからCloudFormationテンプレートを生成できます。

cdk synth

5. デプロイ

構成が完了したら、いよいよデプロイです。以下のコマンドを使用してスタックをデプロイします。

cdk deploy

すべてのスタックをデプロイしたい場合は、--allオプションを付けます。

cdk deploy --all

特定のスタックをデプロイする場合は、スタック名を指定します。

cdk deploy [stack_name..]

6. 差分の確認

コードの変更内容を反映する前に、cdk diffコマンドで差分を確認できます。これにより、変更内容の影響を把握できます。

cdk diff

7. スタックの破棄

不要になったスタックを破棄する場合は、以下のコマンドを使います。

cdk destroy

すべてのスタックを削除する場合は、--allオプションを付けます。

cdk destroy --all

特定のスタックを削除する場合は、スタック名を指定します。

cdk destroy [stack_name..]

まとめ

AWS CDKを利用することで、以下のようなメリットが得られます。

  • コードによる環境構築の自動化:手作業のミスを防ぎ、迅速な環境構築が可能です。
  • 簡単な変更管理:Gitを活用してインフラコードの変更を追跡できます。
  • 効率的な開発:環境の構築や破棄が簡単に実施できるため、開発スピードが向上します。

初めてAWS CDKを使う方も、この記事を参考にしてプロジェクトをスタートしてみてください。クラウド環境の構築・管理が飛躍的に楽になりますよ!!


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